焼酎好きの独り言のブログです。焼酎以外のおいしいお酒のネタも。
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百年の孤独「百年の孤独」 株式会社黒木本店(宮崎)
原料:麦(九州産二条大麦)・麦麹

麹:麦麹(白麹)   仕込み:甕
蒸留:減圧蒸留   貯蔵:樫樽
度数:40度  容量:720mL

 今回の紹介する焼酎は、以前「中々」を紹介した、宮崎県高鍋町にある黒木本店さんの「百年の孤独」です。「中々」の原酒を樫樽にて長期貯蔵したものが、この「百年の孤独」です。
 20年ほど前に宮崎に住んでおり、地元に戻ってから宮崎の友人にいただいたのが初めての出会いだったと思います。

 純粋な焼酎というイメージからすると、私にとって樽貯蔵の香りがついたものは、焼酎というジャンルの飲み物とは違うものになっていると思うのですが、焼酎に目を向けさせてくれた貴重な一本として、久々に飲む機会があったので紹介します。

 開栓すると、やはり、独特の樫樽の香りがします。度数も40度と高いので、樽の香りがブワッと立ち上がり、そして同時に甘い香りがします。
 まずは、ストレートで。さすがに度数が高いので、アルコール感が喉越しの際に感じられますが、予想外にまろやかです。香りは思ったよりも柔らかで、樫樽のかぐわしい香りはまさにウイスキーなどのイメージです。
 ロックにすると、アルコール感が和らぎ、甘い香りがより素直に感じられるようになり、口に含むと喉越しと同時にゆるやかに甘みが広がってきます。苦みなどは感じられず、非常に飲みやすいですね。氷が溶け始めると、ますます飲みやすくなり、香りはフルーティーな香りに感じられます。
 水割りでも、同様の傾向ですが、この焼酎の特徴である甘い香りが弱くなってしまいます。
 ラベルには、ストレート、オンザロックス、水割り50/50が最適と書いてありますが、私はやはりロックが一番旨いと感じました。
 麦焼酎とはいえ、麦の香ばしさなどというレベルではなく、まさにこの樫樽の香りを楽しむ焼酎といえます。

 「百年の孤独」とは、作家ガルシア・マルクスの小説のタイトルからとったそうで、しゃれた神のパッケージにコルク製のラベルが貼られ、パッケージの継ぎ目の部分には、小さく、ジャズ・サックスプレイヤーのエリックドルフィーの言葉が“When you hear music. after it's over. it's gone in the air. You can never capture it again.”と印刷されています。
 私もジャズを聴きますが、食事を終え、一日の終わりにロックで飲む・・・まさに、疲れをとる飲み物かもしれません。そう考えれば、焼酎の原点「ダレヤメ」に通じるんですね。
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佐藤 麦「佐藤 麦」 佐藤酒造有限会社(鹿児島)
原料:麦・麦麹

麹:麦麹(白麹)
仕込み:タンク
蒸留:常圧蒸留
貯蔵:タンク
度数:25度
容量:720mL

 今回紹介する焼酎は、以前、「佐藤 白麹仕込」「佐藤 黒麹仕込」を紹介した、鹿児島県牧園町にある佐藤酒造さんの「佐藤 麦」です。

 佐藤酒造さんが、麦?と思いましたが、キレイな焼酎を造る佐藤酒造の麦焼酎ということで、期待して開封しました。
  開封すると、香ばしい麦の香りが漂います。鼻を近づけてみると、ガツン系焼酎に通ずる香ばし系の香りです。これは、味わいも期待できそうです。

  まずは、ストレートで。まずはふわっと香ばしい香りが鼻腔を抜けます。その後、穏やかな甘みがスーッと引いていき、その後にほんの少し苦みを感じます。キレがよく、後口は非常にすっきりしており、まさに佐藤の麦というにふさわしい味わいです。
 ロックにすると、香りの力強さが抑えられ、味わいは甘みが少し強く感じられるようになります。しかし、後口はいくぶんすっきりしすぎるかのように、あっさりと消えてしまいます。もう少し長く余韻が味わえると良いなと思います。
  お湯割りにすると、この焼酎の荒さが出てくる気がします。ちょっとピリッとした辛みが顔を出し、同時に苦みが先に感じられるようです。せっかくのキレイな甘みが伸びてきません。

 香りがこれだけしっかりしているということは、濾過はかなり弱めでしょう。
  この焼酎は、飲み方のターゲットをはっきりとロックにしているのではないでしょうか。それぐらいロックでは香り・甘み、そして引きの良さなど、まさに芳香とすっきりとした切れ味が良くなります。
  すでに4~5本飲みましたが、ロックにして食中酒にすると、いろいろな料理に合わせやすく、お刺身などの邪魔もしません。
 まだ、世に生を受けたばかりで、これから少しずつ変化していくのではないでしょうか。佐藤酒造さんの新星に期待したいと思います。
20070702101951.jpg「限定蒸留 無濾過原酒」 ぶんご銘醸株式会社(大分)
原料:麦・麦麹
麹:麦麹(河内菌白麹)

仕込み:タンク
蒸留:減圧蒸留
貯蔵:タンク
度数:40.3度
容量:1,800mL


 今回紹介する焼酎は、以前、蔵元訪問記で紹介した「唐変木」や「香吟のささやき」、「華むぎ 杜谷」を醸す、大分県佐伯市にあるぶんご銘醸さんの「限定蒸留 無濾過原酒」です。

 この原酒、大変貴重なもので2002年9月に、たった16本だけ瓶詰めされ、4年半瓶貯蔵されたものです。ラベルにもシリアルの1/16が記載されていますが、ぶんご銘醸の狩生専務のご厚意で、その貴重な1本を飲む機会に恵まれました。
 原酒としては、「唐変木」の原酒であり、ぶんご銘醸さんのレギュラー酒「ぶんご太郎」と同じ仕込みのものです。それを粗ろ過とし、長期貯蔵したものが「唐変木」ですが、その原酒をそのまま瓶貯蔵したものが、この「限定蒸留 無濾過原酒」です。

 瓶を開封すると、少しアルコール感を伴った香りがします。
 ストレートで口にすると、高い度数をそのまま感じさせるようなピリッとしたアルコール感があります。まだ熟成が足りない感じで、アルコール感が先立ってしまい、本来の穏やかな風味がマスクされてしまいます。
 そこで、ロックに。氷を足していくと、ストレートで感じれられたアルコール感が陰を潜め、本来の甘みやフルーティーな香りを感じることができるようになります。しかし、さすがに度数が強く、喉越しはきつい感じが残ります。氷が溶けていくと、クリアな味わいが際だつとともに、甘みを伴った麦焼酎らしい香りがより強く感じられるようになります。
 水割りも試してみましたが、「唐変木」とは少し趣が違う味わいで、「唐変木」よりも香りが濃く感じられます。長年瓶に閉じこめられた香りが解き放たれ、いくぶん華やかさを感じさせます。
 お湯割りでも傾向は水割りに似ていますが、幾分アルコール感が感じられるような感じがします。度数が濃いので、かなり薄めにするといいのですが、向いているようには感じられませんでした。

 「唐変木」はタンクで3年貯蔵されており、非常に穏やかでバランスのいい焼酎です。その原酒ということで、基本的にフルーティーな香りやまろやかな味わいは受け継いでいますが、その香りがより強く、甘みも強いものになっています。
 しかし、瓶貯蔵ではなかなかアルコール感が抜けず、穏やかにはならないようです。もう少し寝かせた物を、また何年後かに味わってみたいものです。

 狩生専務には貴重な機会を頂き、この場をお借りして、お礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
20070627220331.jpg黒兎狭」 三和酒類株式会社 虚空の蔵 (大分)
原料:大麦(ニシノホシ)・麦麹
麹:麦麹(黒麹)
仕込み:一次・二次ともステンレスタンク
蒸留:常圧蒸留
貯蔵:ステンレスタンク
度数:25度
容量:720mL


 さて、今回紹介する焼酎は、以前「杜翁」をご紹介した、大分県宇佐市にある三和酒類さんの「黒兎狭」(くろうさ)です。
 この焼酎は、「杜翁」同様、三和酒類さんでもこだわり商品の開発・生産を受け持つ「虚空の蔵」の製品です。

 この「黒兎狭」との出会いは、とある居酒屋さん。たまたま出張で出向いた先の居酒屋の女将さんが、新しい焼酎だということで、紹介していただき、ラベルもあまり見ずに飲んで、香ばしさがあり旨いなと思ったのが初めてです。ところが、いざ酒屋さんで入手しようとしてもなかなか見つからず、結局、三和酒類さんの地元の酒屋さんで購入となりました。

  この焼酎は、地元(大分)産の二条大麦「ニシノホシ」を使った黒麹仕込みで、常圧蒸留で仕上げられています。ラベルを見ずに飲んだのですが、まさか三和酒類さんの焼酎とは思いませんでした。それほど、レギュラーの「いいちこ」や「西の星」とはイメージが違います。

 開栓すると、以前感じた焙煎した穀物の香りのような香ばしい香りがします。甘い香りも混じり、ガツン系と呼ばれる焼酎よりは幾分穏やかですが、しっかりした香りがします。

 まずは、ストレートで。口に含む香ばしい香りとともに、甘い香りが感じられます。と同時にトロッとした控えめな甘みを感じます。
 ロックにすると、黒麹仕込みらしさが強調され、キレの良さも出てきます。氷が溶けていっても味わい・香りがしっかりと続き、楽しめます。ほんの少し苦みを感じるのがキレにつながっているようです。
 お湯割りにすると、少しのっぺりとした印象になりますが、香りがキレイにたってきます。ロックで感じられた苦みもなく、スッと飲める柔らかい印象になります。

 私の好みで行けば、ストレートかロックです。ただ、柔らかい印象のお湯割りも食事のじゃまにならず、いいのではと思います。

 こんなこだわり焼酎を造る力量があるところは、さすがに技術の三和酒類さんです。
 「虚空の蔵」のこれからの展開にも期待です。
KUROBOZE.jpg「KUROBOZE」 株式会社久家本店(大分)
原料:麦(はだか麦)・麦麹
麹:麦麹(黒麹)

仕込み:ホーロータンク
蒸留:常圧蒸留
貯蔵:ホーロータンク
度数:25度
容量:900mL


 今回紹介する焼酎は、大分県臼杵市にある、以前、「常蔵~ブルーラベル~」や「常蔵」を紹介した久家本店さんの「KUROBOZE」です。
 久家本店さんといえば、竹炭濾過による穏やかな焼酎がメインですが、この「KUROBOZE」は、大分県産のはだか麦(ぼうず麦)を100%原料として使用し、黒麹仕込み、さらに粗ろ過(竹炭ろ過なし)となっています。
 麦の香りと香ばしさを重視した造りで、いわゆる“ガツン系”といわれる焼酎のようです。
 昨年、仕事で臼杵に出向いた際に、久家本店さんの直売店「満寿屋」さんで購入しました。

 開栓すると、香ばしい麦の香りが立ち上がり、それとともに黒麹仕込みらしい甘みのある香りが漂います。

 まずはストレートで。口に含むと香ばしい香りが口いっぱいに広がり、その後でほろ苦く辛口の味わいながら、黒麹らしい甘みのある味わいが広がります。
 ロックにすると、よりキレがよくなりドライな味わいになります。ほろ苦さとゆっくり広がる甘み、そして長く余韻を残す麦の香ばしい香り。非常にバランスよく飲めます。
 お湯割りにすると、特徴である香ばしい香りが最大限に引き立つように感じます。口当たりのほろ苦さが若干強く感じられるようなきらいはありますが、これも旨いです。

 私の好みとすれば、お湯割りの香ばしい香りも捨てがたいのですが、やはりロックです。芯の通った力強い味わいと長く残る余韻が、この焼酎の特徴である粗ろ過、黒麹仕込みの力強さを感じさせます。

 また、口当たりに少しほろ苦さがあり辛口のため、料理とも合わせやすく、どのような料理でも楽しめる焼酎ではないでしょうか。
 久家本店さんが、その特徴である「竹炭ろ過」をあえて行わなかった意味がわかるような気がします。
20070201231102.jpg「九斗九升」 長崎大島醸造株式会社(長崎)
原料:麦・麦麹
麹:麦麹(白麹)

仕込み:
蒸留:減圧蒸留
貯蔵:樫樽
度数:25度
容量:720mL


 今回紹介する焼酎は、長崎県西海市大島町にある長崎大島醸造さんの「九斗九升」です。この蔵元さんは、いわゆる焼酎蔵だけでなく、地ビールやトマトジュースなども製造・販売をしています。

 この「九斗九升」は、麦焼酎の樫樽貯蔵もので、5年貯蔵とされています。長崎大島酒造さんにはレギュラーの「九斗九升」もありますが、その貯蔵もののようです。4号瓶はスクエアな透明なガラスボトルで、樽貯蔵酒らしく、中の焼酎が琥珀色に色づいていることがわかります。
 販売は取り扱いが限られており、「九斗九升の会」のPBものです。以前は鹿児島の新屋酒造さんが生産していたようですが、都合により生産先が変更されたようです。

 開栓すると、樽貯蔵酒らしい独特の香りと少し甘い香りがします。

 度数が25度であり、まずはストレートで。口に含むと非常にまろやかで優しい味わいです。さらりと香る樽の香りと後から立ち上がる麦の甘い香りが心地よいです。
 ロックにすると、樫樽の香りが少し抑えられ、麦の甘みが心地よくなります。非常にまろやかで、麦の香りがより長く感じられるようです。
 お湯割りは、ちょっと向いていないかなと思います。樫樽の香りが立ってしまい、麦焼酎らしさがあまり感じられないように思います。

 私の好みとすれば、断然ロックです。穏やかでまろやかながらもしっかりと麦の旨みを感じられますので、生の魚料理などと合わせても、料理の邪魔をせず、焼酎も引き立つと思います。

 「九斗九升」には、長崎大島醸造さんの芋焼酎と鹿児島の吉永酒造さんの芋焼酎もあります。この「九斗九升」のゴールドは、樫樽貯蔵ものである他の焼酎と比べて、度数も低く、飲みやすさもあって、食中酒としてもいいと思います。
20070128212355.jpg「華むぎ 杜谷」 ぶんご銘醸株式会社(大分)
原料:麦・麦麹
麹:麦麹(白麹)
仕込み:タンク
蒸留:減圧蒸留
貯蔵:タンク
度数:25度
容量:720mL


 今回紹介する焼酎は、以前「唐変木」や「香吟のささやき」を紹介した、大分県佐伯市にあるぶんご銘醸さんの「華むぎ 杜谷」です。

 この蔵の他の焼酎と同様に、原料となる麦を50%まで精麦(通常は65%程度)し、低温発酵で仕込まれています。
 この「華むぎ 杜谷」の特徴は、ND-4という「なでしこの花」からとられた酵母を仕込みに使っていることです。裏ラベルには、使用酵母のND-4は「東京農大短期大学部醸造学科出医学研究室によって、「なでしこの花」から分離された」と書かれており、「花の酵母が醸し出す特有の甘い香りと余韻を」と記されています。

 キャップを開けると、焼酎ではあまり経験のない香りがします。洋なしのような香りとでも言ったらいいでしょうか。フルーティーですが、ちょと変わった華やかで甘い香りです。

 まずはストレートで。口に含むと、独特の香りが口にふわっと広がります。思ったよりも香りにしつこさがなく、さわかやな香りです。味わいは、この蔵の特徴であるキレイさがあり、スッキリとした印象です。
 ロックにすると、味わいがスッキリとするだけに、香りの良さが際だちます。そして口に甘い余韻がスーッと残り、非常に飲みやすいです。
 この味わいならと思い、水割りを試してみました。水割りでもロックによく似た雰囲気で、さっぱりとした味わいです。

 いずれにしても、洋なしのような香りが食事の邪魔をすることもなく、食中酒としてもいいと思います。さっぱりとした味わいのおかげで、和食のようなあっさりした食事にも合うのではないでしょうか。

 先日、この焼酎の製造をしているぶんご銘醸の狩生専務と飲みましたが、この「華むぎ 杜谷」は「造りが難しく、苦労をしている」とおっしゃっていました。これからまだまだ伸びる可能性が秘められた焼酎ではないでしょうか。
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プロフィール

まなびー

Author:まなびー
九州は大分に住む、とある焼酎好きです。焼酎の感想・・・訪れた蔵元の情報などを掲載しています。

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また、焼酎に関する情報は個人で調査したもので、蔵元の公式情報ではないものもありますので、ご了承ください。

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