焼酎好きの独り言のブログです。焼酎以外のおいしいお酒のネタも。
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20061125200926.jpg「八千代伝 熟柿」 八木酒造合名会社(鹿児島)
原料:さつまいも(黄金千貫)・米麹
麹:米麹(黒麹ゴールド、白麹(S型)、白麹(L型))
仕込み:一次・二次とも甕
蒸留:常圧蒸留

貯蔵:甕
度数:25度
容量:1,800mL

 今回紹介するのは、鹿児島県垂水市の八木酒造さんの「八千代伝」の「熟柿」(じゅくし)です。
 八木酒造さんは30年ぶりの焼酎蔵復興をめざし、猿ヶ城蒸溜所という新しい蔵を完成させました。そこで仕込まれた焼酎で、八木酒造さんが焼酎蔵復活2周年を記念して出された焼酎だそうです。
  昨年の仕込みの焼酎のうち、これはと思われる原酒を選び、ゆっくり寝かして「熟柿」として出しています。ラベルには「天高く 古里の野に 柿熟す」と書かれており、実りの秋に濃い柿色で今にも落ちそうな「熟柿」の味がする焼酎をめざして「この熟柿の色の味がする焼酎を造りたいな」という社長 の思いで作られた焼酎です。
 黒瀬杜氏の一人である吉行正己杜氏の仕込みで、しかも、仕込みの麹は3種類使用されており、それぞれの原酒がブレンドされているようです。
 
 この蔵の「八千代伝」は復活して世に出たとたん、かなりの評判を呼ぶ焼酎となりましたが、さらにその原酒を厳選したものと聞いては、期待がふくらみます。詰め口は18.11.08と記されており、この季節、1年に1回の限定焼酎です。

 開封してみると、まさに熟柿。子供の頃から食べてきたあの香りのようなフルーティーで甘い香りがします。
 まずはロックで。口に含むと刺激は全く感じずトロッとした甘みが口に広がり旨いです。香りは濃厚で甘い香りで、芋の香りには間違いないのですが、独特のフルーティーさがあり柿を連想させます。そして口当たりが非常にまろやかなのも、そう感じさせるのだと思います。
 ストレートでは、もっと濃厚な味わいになります。ちょっとベタッとした感じになるので、ロックの方がバランスは良いように感じます。
 そして、お湯割りでは、甘い香りが非常にキレイに立ち、甘みを感じながら飲めます。これも旨いです。
 どの飲み方でもバランスが良く、独特の香りと甘みを楽しむことができる逸品ですね。

 八木酒造さん渾身の一本。限定として販売されるこの焼酎。来年も楽しみにして待ちたいと思います。「熟柿」というネーミング、とても気に入りました。
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20061123212535.jpg「麦製 1998年製造」 有限会社白石酒造(鹿児島)
原料:麦・麦麹
麹:麦麹
仕込み:一次・二次とも甕
蒸留:常圧蒸留

貯蔵:甕
度数:25度
容量:1,800mL

 今回紹介するのは、これまで芋焼酎の「黒吉」と「蔵の影法師」を紹介した鹿児島県いちき串木野市にある白石酒造さんの「麦製 1998年製造」という麦焼酎です。

 白石酒造さんといえば、かめ壺仕込みの芋焼酎蔵として知られていますが、これは名もない麦焼酎です。販売されたのは2005年だったと思いますが、1998年の仕込みですから7年貯蔵の焼酎です。芋焼酎の蔵元さんがなぜ麦焼酎を醸したのでしょうか。

 調べてみると、1998年は芋が不作の年で、この年にのみ仕込んだもののようです。いつもいく酒屋さんに3本だけあり、知人と買い占めてしまいました。
 グリーンの一升瓶に、ラベルとは言えないようなラベルが貼られただけの焼酎で、パッと見たら気づかないままだったかもしれません。
 大好きな白石社長の作られた焼酎だけに出会いの運命を感じました。

 貴重品だとはわかっていたので開封せずにいたのですが、先日、友人がとっておいた一本を、私の誕生日祝いにと譲ってくれたので、ストック一本を残し開封することとしました。

 さて、あの白石酒造さんの作った麦焼酎だけに期待が高まります。
 開封して香りをかぐと、香ばしくもやわらかい麦の香りがします。

 最初にストレートで飲みましたが、アルコールの刺激は全くなく、香ばしい香りとともに甘みが口に広がります。ガツン系の味わいではなく、やわらかい香りと甘みが口に広がっていく何とも上品な味わいです。飲み口はさっぱりしているのに、後味の余韻は長く感じます。
 ロックにすると、香りは少し弱くなりますが、刺激は全くなく、口に含んだ後の甘みをより一層感じます。また、キレも良く食事などにも合わせやすい味わいです。余韻はストレートより楽しめる気がします。
 お湯割りでも、上質でやわらかい雰囲気はいささかも損なわれません。香りがしっかり立つのはお湯割りです。お湯割りも旨いです。
 どんな飲み方でも、味わいにぶれが無く、香ばしい香りとさっぱりしたやわらかい甘みが特徴の焼酎です。

 しかし、一度きりの仕込みであり、もう二度とこの味が楽しめないと思うと、本当に貴重な出会いだったと思います。
 しっかりした味わいと上品な香りは、白石酒造の他の芋焼酎にも通じるもので、やはり蔵元の姿勢や造りが焼酎に現れることを改めて感じました。
 もう一本の「麦製 1998年製造」は何かの記念日まで、寝かせておきたいと思います。
20061119181729.jpg「香吟のささやき」 ぶんご銘醸株式会社(大分)
原料:麦・麦麹   麹:麦麹(白麹)
仕込み:タンク   蒸留:減圧蒸留
貯蔵:タンク
度数:28度  容量:720mL


 今回紹介する焼酎は、以前「唐変木」を紹介した、大分県佐伯市にあるぶんご銘醸さんの「香吟のささやき」です。
 以前、蔵元訪問記で紹介したとおり、生真面目な造りの蔵元さんで、焼酎にもそれが現れており、この「香吟のささやき」も非常にキレイな焼酎です。

 日本酒では吟醸酒(精米歩合60%以下)、大吟醸酒(同50%以下)というように、原料となる米を磨くことによって淡麗できれいな酒を造っていきます。
 この「香吟のささやき」は「吟造り麦焼酎」と書かれているように、原料となる麦を50%まで精麦(通常は65%程度)して仕込まれています。また、発酵の際にも低温でじっくり醸す方法をとり、まさに吟醸酒のような造りが行われた焼酎です。

 ボトルをくるんだ紙を開き、キャップを外すと「唐変木」にも似た、フルーティーな日本酒のような香りがします。どちらかというと「唐変木」より、こちらの方が柑橘系のように感じます。

 まずはロックで。この焼酎にはロックしかないと思わせるほどキレイに飲めます。香りもグッと凝縮され、ちょっと高めのアルコール度数も相まって、口に含んでからしっかりと香りが広がっていきます。その後にほのかな甘みを感じます。
 ストレートでは、少しアルコールを舌に感じますが、まろやかで香りと味のふくらみは非常に豊かになります。
 お湯割りは試さないまま、ボトルが空いてしまいました・・・。

 度数も高く、飲みやすくてキレを感じるのはロックです。後味にもクセが無く「唐変木」同様、食中酒として、いろいろな食事と非常に相性がよく、私のよく食べるお魚やお肉の刺身などにもマッチします。
 食事しながらのお酒としてお勧めです。

 28度という度数は、この香りの良さを残すためわざわざ選んだ度数だと聞いています。
 そのこだわりが見事に活かされた飲みやすい焼酎で、焼酎の苦手な女性などにもお勧めしやすい焼酎だと思います。
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Author:まなびー
九州は大分に住む、とある焼酎好きです。焼酎の感想・・・訪れた蔵元の情報などを掲載しています。

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