焼酎好きの独り言のブログです。焼酎以外のおいしいお酒のネタも。
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20070130234347.jpg「海」 大海酒造協業組合(鹿児島)
原料:さつまいも(高系14号・ベニオトメ)・米麹
麹:米麹(コシヒカリ・黄麹)

仕込み:ステンレスタンク
蒸留:減圧蒸留
貯蔵:タンク
度数:25度
容量:1,800mL


 今回紹介する焼酎は、鹿児島県鹿屋市にある大海酒造さんの「海」です。「くじら」や「海王」など海にちなむ名前のついた焼酎を多く生産されています。
 大海酒造協業組合さんは、9工場が共同で昭和50年に設立された新しい蔵元さんです。
 この「海」は、しばらく飲んでいませんでしたが、久々に飲む機会がありました。


 「海」は、地元鹿屋産の高系14号やベニオトメという食用のサツマイモを用いて、麹米はコシヒカリを使用し、「海」専用という黄麹をつかって低温発酵、減圧蒸留で仕上げられています。また水は、名水といわれる垂水温泉水の「寿鶴」というものを使っているそうです。

 淡いブルーのボトルに、パステル調のラベルと、まさに海を思わせるボトルもなかなか素敵です。ラベルには「新美淡麗」と書かれています。
 そのブルーのボトルを開栓すると、少しフルーティーで甘い、柔らかな芋の香りがします。

 まずはストレートで。非常にやわらかくてさっぱりとした甘みを感じます。香りは甘い穏やかな香りで、非常に飲みやすいです。
 ロックにすると、香りも味わいも一段とスッキリとします。黒麹や常圧蒸留の焼酎を飲んでいる方には物足りなく感じるくらいだと思います。
 お湯割りにしても、甘い香りが穏やかなので飲みやすいですが、味わいが薄くなってしまう感じがします。お湯割りよりは水割りにして薄めた方が香りと味わいのバランスが良いように思います。

 私の好みとすれば、ストレートかロックですが、ちょっと物足りなく感じます。
 ただ、この味わいなら、飲み方としては冷酒のように、ボトルのまま少し冷やしても旨いのではないかと思います。機会があれば試してみたいですね。
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20070129230617.jpg「杜氏潤平 手造り 紅芋華どり」 小玉醸造合名会社(宮崎)
原料:さつまいも(紅芋寿)・米麹
麹:米麹(白麹)

仕込み:一次・甕、二次・ステンレスタンク
蒸留:常圧蒸留
貯蔵:ステンレスタンク
度数:44度
容量:360mL


 今回紹介する焼酎は、以前、「おびの蔵から」や「杜氏潤平」を紹介した、宮崎県日南市にある小玉醸造さんの「杜氏潤平 手造り 紅芋華どり」です。
 杜氏潤平の初留(ハナタレ)で、容量はわずか360mL(2合)、度数は44度あります。

 以前紹介した「杜氏潤平」は、地元で作られる食用の紅寿芋を原料に、丁寧に醸された焼酎で、ふくよかな甘みのある焼酎でしたが、その初留(ハナタレ)ということで、コクのある甘みを期待させます。

 陶器瓶に差し込まれたコルク栓を抜くと、フワッと濃厚な芋の香りがします。常温での香りは度数が高いこともあり少々アルコールっぽい感もありますが、独特の甘ったるい「杜氏潤平」の香りです。

 まずはストレートで。さすがに多少アルコール感が感じられ刺激があります。しかし口に残る濃厚な甘みと完熟した柑橘を思わせる香りは特筆ものです。
 度数が高いので、冷凍庫で冷やしてキンキンな状態で飲むと、アルコールの刺激が全くなくなり、トロッとした上品な甘みと後からフワッと広がるフルーティーな香りが何とも心地良いです。度数を全く感じさせません。
 冷蔵庫で冷やす程度でも、ほぼ同じようにアルコールの刺激が全くなく、甘みはこちらの方が感じられます。
 ロックだと、さらに飲みやすくなってしまいます。香りは柑橘系というかフルーティーさがあります。また、氷が溶けていく過程で、甘みがすごく感じられるようになり、これまた旨いです。あらかじめ割り水をして、ロックでも良いかもしれません。

 冷やしてしまうと、味の広がりという意味では少し小さくなってしまいます。
 ストレートが一番、この焼酎の良さである香りと甘みを味わえます。ただ、飲み続けるには、少し冷やした方が飲みやすいですね。

 初留(ハナタレ)としては、とても飲みやすい焼酎だと思います。年に一度の出荷とされています。このボトルは2006年に詰められたものでした。
 非常に完成度の高い、初留(ハナタレ)焼酎で、私のお気に入りの一つです。
20070128223707.jpg 先日、行きつけの居酒屋でその居酒屋の社長さんとお話していて、岩倉酒造場の話になり「三段じこみ飲みたい」と言ったら、社長曰く「おもしろいものがあるよ」といって出してきたのが、右のボトルです。

 なんと、ラベルには「妻 三段しこみ」と書かれており、「岩倉茂人醸造場」と書かれています。今の「三段仕込み」は左のラベルですから、ずいぶんイメージも違いますし、そう言えば岩倉酒造さんの名前も変わっているようですね。「じこみ」とにごらず「しこみ」となっている点もおもしろいです。

 社長によると、もうずいぶん前のものだそうです。まさに「三段じこみ」のルーツ。しかも未開封なので、瓶の中でどれくらい熟成が進んでいるんでしょうね。飲みたいといいましたが、当然却下されました。
20070128212355.jpg「華むぎ 杜谷」 ぶんご銘醸株式会社(大分)
原料:麦・麦麹
麹:麦麹(白麹)
仕込み:タンク
蒸留:減圧蒸留
貯蔵:タンク
度数:25度
容量:720mL


 今回紹介する焼酎は、以前「唐変木」や「香吟のささやき」を紹介した、大分県佐伯市にあるぶんご銘醸さんの「華むぎ 杜谷」です。

 この蔵の他の焼酎と同様に、原料となる麦を50%まで精麦(通常は65%程度)し、低温発酵で仕込まれています。
 この「華むぎ 杜谷」の特徴は、ND-4という「なでしこの花」からとられた酵母を仕込みに使っていることです。裏ラベルには、使用酵母のND-4は「東京農大短期大学部醸造学科出医学研究室によって、「なでしこの花」から分離された」と書かれており、「花の酵母が醸し出す特有の甘い香りと余韻を」と記されています。

 キャップを開けると、焼酎ではあまり経験のない香りがします。洋なしのような香りとでも言ったらいいでしょうか。フルーティーですが、ちょと変わった華やかで甘い香りです。

 まずはストレートで。口に含むと、独特の香りが口にふわっと広がります。思ったよりも香りにしつこさがなく、さわかやな香りです。味わいは、この蔵の特徴であるキレイさがあり、スッキリとした印象です。
 ロックにすると、味わいがスッキリとするだけに、香りの良さが際だちます。そして口に甘い余韻がスーッと残り、非常に飲みやすいです。
 この味わいならと思い、水割りを試してみました。水割りでもロックによく似た雰囲気で、さっぱりとした味わいです。

 いずれにしても、洋なしのような香りが食事の邪魔をすることもなく、食中酒としてもいいと思います。さっぱりとした味わいのおかげで、和食のようなあっさりした食事にも合うのではないでしょうか。

 先日、この焼酎の製造をしているぶんご銘醸の狩生専務と飲みましたが、この「華むぎ 杜谷」は「造りが難しく、苦労をしている」とおっしゃっていました。これからまだまだ伸びる可能性が秘められた焼酎ではないでしょうか。
20070121185937.jpg「薩摩 厳翁鶴三の焼酎」 山元酒造株式会社(鹿児島)
原料:さつまいも・米麹
麹:米麹
仕込み:
蒸留:
貯蔵:
度数:25度
容量:720mL


 今回紹介するのは、以前「山元」を紹介した山元酒造さんの 「薩摩 厳翁鶴三の焼酎」です。ラベルにも書いていますが、芋焼酎で16年貯蔵という破格の貯蔵年数を誇る焼酎です。
 山元酒造の古酒タンクから選りすぐったものを詰めたもので、限定で販売されています。鶴三というのは山元酒造さんの創業者 山元 鶴三 氏からとったもので、蔵元さんの絶対的な自信がうかがえる焼酎です。

 以前、山元酒造の山元隆功専務(現社長)を飲んだ際に飲ませて頂いて以来、どうしてももう一度飲みたいと思っていたのですが、先日飲む機会に恵まれました。今回のものは、詰口年月日が「17.6.12」となっており、すでに17年目貯蔵ということになります。

 漆黒の四角いボトルの丁寧に梱包された紐と和紙を外すと、コルクのキャップが現れます。
 キュッとコルク栓を抜くと、とても優しい上品な香りがします。芋焼酎というよりも吟醸酒に近いような穏やかな香りです。
 
 ストレートで口に含むと、全くアルコール感がなく、スーッと喉を通り過ぎていきます。口の中には上品でまろやかな甘みと旨みが広がり、確かに芋の香りですが、いままでにあまり感じたことのない香りです。穏やかながら力強さのある、とても豊かな味わいです。
 ロックにすると、穏やかになり過ぎる感がありますが、すべての振る舞いが上品になります。全く角張ったところがなく、その奥深い香りを感じながらも、少々物足りないと感じさせるほどにさらりと飲めてしまいます。
 お湯割りは試せないまま、あまりの旨さと飲みやすさにボトルが空いてしまいました。
 ストレートで飲むとこの焼酎の良さが感じられると思います。

 長期貯蔵といっても桁違いの16年。その年数が積み重ねた奥深さが感じられる焼酎です。購入した酒屋さんも「麻薬だよ」とおっしゃるほど。次にまた飲める機会があれば、是非飲みたい焼酎の一本です。
 しかし、4合で7,000円以上する高価な焼酎であり、また今回のロットは10,000本限定でしたから、次はいつ飲めるのかわかりませんね。
20070120100259.jpg「黒天狗」 有限会社白石酒造(鹿児島)
原料:さつまいも(黄金千貫)・米麹
麹:米麹(黒麹)
仕込み:一次・二次とも甕
蒸留:常圧蒸留
貯蔵:甕
度数:25度
容量:1,800mL


 今回紹介するのは、以前「黒吉」や「蔵の影法師」、「麦製 1998年製造」、「白石原酒」、「紅椿」を紹介した、鹿児島県いちき串木野市の白石酒造さんの「黒天狗」です。

 この焼酎は、白石酒造さんではレギュラー酒の最高峰になります。例によって、良質の原料芋をその日のうちに仕込む、こだわりの手作りで、甕壺仕込みを行い、甕壺で3年間貯蔵された限定販売の焼酎です。「蔵の影法師」の原酒を貯蔵したしたものとされています。
 この蔵元さんの他の焼酎との違いは、その濾過方法のようで、他のものと比べると濾過が弱いようです。そのため旨み成分が残り、熟成によって味がのっていくものと思われます。

 開栓すると、他の白石酒造の焼酎に比べ、どっしりと落ち着いた深みのある香りで、芋の香りをあまり感じません。熟成の効果が上手く出ているようです。芋焼酎の香りが苦手という人にもあまり抵抗が無いのではと思います。

 まずは、いつものストレートで。ラベルに書かれた「極上の一滴」の名のとおり、上品な香りと甘みをしっかりと感じます。味に厚みがあり芳醇でコクがあるにもかかわらず、まろやかで、とても飲みやすいです。
 ロックにすると、甘みが凝縮されて、しばらくしてから口に香りと甘みが一気に広がり、清冽で非常にクリアな味わいとなります。余韻が香りとともにスッと消えていく上品さがあります。飲みやすくなりすぎて、ついつい飲み過ぎてしまいそうです。
 お湯割りでは、独特の旨みと甘みが際だってきます。ほのかに香る芳香も、芋臭いということはまったくなく、後味に何も残さないようにキレイに消えていきます。
 他の焼酎より、濾過が弱いのではと書きましたが、それが甘みと旨みにつながっているようです。
 どの飲み方でも、すばらしい味わいですが、私はやはりロックが好きです。

 白石酒造さんらしい、香りの良さ、繊細な旨みと甘みのバランス、そして飲みやすさ、どれをとっても一級品です。「黒吉」や「蔵の影法師」などにも通ずる蔵元さんのカラーが良く出ている焼酎だと思います。
20070118002456.jpg「紅椿」 有限会社白石酒造(鹿児島)
原料:さつまいも(黄金千貫)・米麹
麹:米麹(黒麹)
仕込み:一次・二次とも甕
蒸留:常圧蒸留
貯蔵:甕
度数:25度
容量:1,800mL


 今回紹介するのは、以前「黒吉」や「蔵の影法師」、「麦製 1998年製造」、「白石原酒」を紹介した、鹿児島県いちき串木野市の白石酒造さんの「紅椿」です。

 この焼酎の原酒は、「花と蝶」と同じだそうで、その原酒を甕で貯蔵したものとされています。石室で仕込んだ黒麹を用い、良質の黄金千貫をその日のうちに仕込む、こだわりの手作り焼酎で、白石酒造の特徴である、甕壺仕込み、甕壺貯蔵の焼酎です。
 以前は、紅椿の裏ラベルに「56本のかめで仕込んだ」と書かれていましたが、最近では「106本のかめで仕込んだ」とかかれており、甕が増やされたようです。
 白石酒造らしい、華やかな香りとまろやかな味わいが期待されます。

 開封すると、少し華やかさのある芋の芳香が漂います。まさに白石酒造の香りです。

 まずはいつものようにストレートで。黒麹らしいキレの良さと長期の熟成による厚みのある味わいです。喉越しもなめらかで、芋らしい芳香をゆっくりと楽しめます。ストレートということを感じさせないまろやかな甘みです。
 ロックにすると、ストレートで感じた甘みがグッと凝縮され、清冽でキレ味が非常に良くなります。そして、穏やかに香る熟成香がゆっくりと感じられます。
 お湯割りにすると、甘みが全面にでて、漂う芳香ととともにとても優しい味わいになります。
 私の好みは、キレの良さが感じられるロックです。

 前割りなどにすると、もっとまろやかな甘みになるのではないかと思わせます。
 甕壺仕込みの良さが上手く引き出された逸品ですね。

 ちなみに、この「紅椿」は、720mL瓶は美しいブルーのボトルに金付き栓となり、円形のラベルとともに、アンティークな雰囲気を漂わせる仕上がりとなっています。
20070118002446.jpg「白石原酒」 有限会社白石酒造(鹿児島)
原料:さつまいも(黄金千貫)・米麹
麹:米麹(国内産米・黒麹(河内ゴールド))
仕込み:甕
蒸留:常圧蒸留  貯蔵:甕
度数:39度  容量:500mL

  今回紹介するのは、以前「黒吉」や「蔵の影法師」、「麦製 1998年製」を紹介した、鹿児島県いちき串木野市の白石酒造さんの「白石原酒」です。

 名前から想像できるとおり、黒麹仕込みの原酒を無濾過・無調整で瓶詰めした焼酎です。ラベルには「この焼酎は旨み成分と言われる 高級脂肪酸エステル等が含まれて いるため温度が急激に下がると 白い混濁凝固物が浮上します。 この場合は振ってからお飲み下さい。 なるべく早目にお飲み下さい。」と書かれています。
 実際に少しうすく濁ったように見えますが、それほどの濁りではありません。

 開栓すると、「あ、白石酒造の焼酎だ」と思わせる力強く香ばしい香りがします。
 まずはストレートで。39度という度数もあり少し口に含むと、予想外に穏やかな口当たりで喉越しも滑らかです。少々荒々しいところもありますが、芳醇な口当たりは思わずにんまりしてしまうほど。喉越しのあとも力強い気品のある香りがしばらく続きスッと消えていきます。
 ロックにすると、香りが少し和らぐかわりに、喉越しはますますスムーズになり、口の中に甘みを感じることができるようになります。コクがあり、芋の風味がただよう味わいはまさに絶品です。
 お湯割りは、度数が高いため、かなり薄く作っても香りがしっかりして甘みが感じられます。
 冷却すると凝固物が浮遊すると書かれており、冷凍庫で冷やしての飲み方は試しませんでした。
 お勧めの飲み方は断然ロックですね。
 
 この「白石原酒」は、以前茶系のラベルで白麹仕込みのものもあったようですが、近年は黒麹仕込みの黒いラベルのものになっているようです。
 また、原酒のため、ロットによって度数が若干違うこともあるようです。

 白石酒造さんの焼酎は、どの焼酎も白石酒造のカラーが貫かれています。蔵付き酵母のせいか、仕込みの方法なのかはわかりませんが、白石の焼酎だと思わせる雰囲気があります。私のお気に入りの蔵元さんです。
20070116225740.jpg「富乃宝山」 西酒造株式会社(鹿児島)
原料:さつまいも(黄金千貫)・米麹
麹:米麹(黄麹)
仕込み:一次・甕 二次・ 
蒸留:常・減圧蒸留
貯蔵:タンク
度数:25度
容量:1,800mL


 今回紹介する焼酎は、鹿児島県日置市(旧吹上町)にある西酒造さんのご存じ「富乃宝山」です。
 この焼酎は、醸造元の西酒造の西陽一郎さんが、日本酒に負けないロックで旨い焼酎をめざして開発したものです。原料芋は特定の農家との契約栽培、麹米は酒造好適米といわれる五百万石、また麹菌は清酒で用いられる黄麹で仕込まれています。こだわりの商品作りで、焼酎ブームの先駆けともいえる焼酎です。
 蒸留方法は、常・減圧単式蒸留とされており、最初は常圧で蒸留、途中で減圧に切り替えてできた原酒をブレンドしています。

 仕込みは甕で行われ、低温でじっくり仕込まれているということで、スッキリとしながらも旨みを感じさせる仕上がりを想像させます。
 開栓すると、よく言われるように柑橘系というか、穏やかで甘くフルーティーな香りがします。

 まずは、ストレートで。口当たりもまろやかで、鼻に抜けるフルーティーな香りとともにスッキリとした味わいです。
 ロックにすると、より穏やかになりますが、軽い吟醸香のような香り、しっかりした旨みとさらりとした口当たりで非常にバランスが良くなります。また、氷が溶けてくると甘みがしっかりと感じられるようになります。
 普段ならお湯割りを試すところですが、水割りがお勧めとのことですので、水割りを試してみました。水割りは、ロックで氷が溶けたときの味わいに近いのですが、香りが少し薄くなる感じがします。
 飲み方としては、ロックに特化していいのではないかと思わせるほどの説得力があります。

 西酒造さんの焼酎は、焼酎ブームを引っ張ってきた宝山シリーズを生み出しただけあって、他の「吉兆宝山」「天使の誘惑」なども完成度が高いものばかりです。
 「富乃宝山」は、スッキリ系の焼酎の先駆けですが、未だにさすがと思わせる仕上がりですね。
20060820065630.jpg「古甕造り」 吹上焼酎株式会社(鹿児島)
原料:さつまいも(黄金千貫)・米麹  麹:米麹(黒麹)
仕込み:甕
蒸留:常圧蒸留  貯蔵:甕
度数:25度  容量:720mL

 今回紹介する焼酎は、以前ラベルだけ掲載したことがありますが、鹿児島県南さつま市(旧加世田市)にある吹上焼酎さんの「古甕造り」です。
 「古甕造り」はラベルによると、東西の地酒グループの春日や酒店さんのPB商品のようです。最初に出会ったのは以前通っていた居酒屋さんで、まろやかでしっかりした焼酎だというのが印象でした。

 ラベルには、「①丸剥きした黄金千貫いも(いも焼酎造りに欠かせない)を百%使用しました。②昔ながらの黒麹を使用し、低温でじっくり発酵させました。③古甕で仕込むことで、独特の風味が醸し出されます。」と書かれています。
 また、亀ヶ丘万年水という天然水を用いて黒瀬杜氏伝統の技と心で醸した焼酎とされています。
 「古甕造り」の名の通り、蒸留した原酒を古甕で3~5年寝かせ仕上げられており、低温の発酵ともあわせて、豊かな香りとまろやかな味わいに期待が持てます。

 まずはストレートで飲んでみると、低温発酵の良さうまく引き出されており、力強くもクリアな味わいです。さらに、古甕仕込みの効果からか非常にまろやかで豊かな味わいです。
 ロックにすると、クリアな味わいはそのままに、よりフルーティーで上品な味わいとなります。
 お湯割りすると、ロックやストレートではあまり感じなかった香ばしく黒麹らしい芋の香りがします。お湯割りも非常にまろやかで上品な味わいであり、その香りとともについつい飲み過ぎてしまいそうです。
 飲み方でいろいろな味わいを見せます。私としてはロックの上品さも捨てがたいですが、お湯割りの豊かな味わいが一番旨いように思います。

 吹上焼酎さんは、最近 「栗黄金」という芋を用いた「かいこうず」なども醸されており、是非飲んでみたいと思っています。
20070114222712.jpg「日向金の露」 川越酒造場(宮崎)
原料:さつまいも(黄金千貫)・米麹
麹:米麹
仕込み:一次 甕・二次 ホーロータンク
蒸留:常圧蒸留
貯蔵:ホーロータンク
度数:25度  容量:1,800mL

 さて、今回紹介する焼酎は、以前蔵元訪問記でも紹介した、私の大好きな焼酎蔵の一つである宮崎県国富町にある川越酒造場さんの芋焼酎「日向金の露」です。
 この焼酎は、「川越」で知られる川越酒造場さんのスタンダードな芋焼酎で、25度と20度がありますが、今回飲んだのは25度です。
 川越酒造場さんの創業は元禄3年だそうで、この「日向金の露」は先代の川越金吾さんの名前より付けられたと聞いています。川越酒造場の中で最も古く長く作られている銘柄であり、小さな蔵の家族3人による手作りの焼酎です。

 まずは、開栓すると香ばしい中にも少し甘い、芋の香りがします。
 ストレートで口に含むと、芳醇でコクがあるのに後味が非常にキレイです。濃いめの甘みを感じる味わいですが、後味にはクセがなく、喉越しもなめらかで非常に飲みやすいです。
 ロックにすると、ストレートよりも甘みと旨みが引き立ちます。氷が溶けて少し割れてからの方がより香りも穏やかでこれまたスイスイと飲めてしまいます。
 お湯割りにすると、芋らしい香ばしい華やかな香りが際だち、味わいの伸びもよくこれまた飲みやすいです。ストレートよりも甘みを感じるように思います。ついつい飲みたくなる味わいですね。
 私のお薦めは、ロックも捨てがたいのですが、味わいが豊かに感じられるストレートとお湯割りです。

 この蔵のトップブランドである「川越」よりも、香りや甘みがスッキリしている気がします。「川越」は米焼酎がブレンドされていることで、香りや甘みを強く感じる部分があるのかもしれません。
 実は、この「日向金の露」、プレミア焼酎として知られる「川越」よりも生産量が少ない(1/3程度)というのはあまり知られていません。隠れた名品ですね。
20070108204652.jpg「三岳」 三岳酒造株式会社 (鹿児島)
原料:さつまいも(黄金千貫)・米麹
麹:米麹(白麹)
仕込み:
蒸留:常圧蒸留

貯蔵:
度数:25度  容量:1,800mL


 さて、今回紹介する焼酎は、以前「愛子」を紹介した、鹿児島県屋久町の三岳酒造さんの「三岳」です。
 「三岳」といえば、蔵元の三岳酒造のさんの意向からか、大変庶民的(失礼)というか大衆酒の路線を行っている気がします。しかし、屋久島産のサツマイモを屋久島の水で仕込み、常圧蒸留で仕上げているため、非常にきれいな味わいをもっている焼酎です。
 「三岳」と「愛子」は仕込みが同じで、蒸留が「三岳」は常圧、「愛子」は減圧となっています。

 まずは、ストレートで。甘美な香りとともに、少し甘みを感じさせ、非常に軽快な味わいです。
 これを、ロックにすると、甘みがギュッと凝縮され、軽快な飲み口とともに非常に飲みやすくなります。氷が溶けてくると、軽快な感じがさらに際だち、いくらでも飲めてしまいそうな感じです。
 お湯割りでは、甘美な香りが豊かになり、甘みはどちらかというと控えめになりさわやかな飲み口です。味わいも豊かで伸びがいいのに、さっぱりとしていて、これまた杯を重ねたくなる旨さです。
 私としては、ロックとお湯割りが特に旨く感じられました。屋久島の上質の芋と水で仕込まれていることが、このキレイで軽快な飲み口につながっていると思います。

 三岳酒造さんは、石高は結構あるのですが、広告などをしないにもかかわらず、地元鹿児島を含め全国的に品薄なようです。「愛子」も非常に飲みやすい焼酎でしたが、この「三岳」も飲みやすいのにしっかりして芋焼酎らしい甘みや香りが楽しめる逸品です。
bottle.jpg 新年、明けましておめでとうございます。

 今年のお正月は帰省しまして、キリンの明治と大正の復刻ラガー、そして焼酎は、「三岳」と「山元」飲んで過ごしました。

 さて、今年はどんな焼酎、そして蔵元の方々に出会えるのか・・・楽しみにしています。

 今年も、このブログ「Angel's Share」をゆっくりのんびりやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
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プロフィール

まなびー

Author:まなびー
九州は大分に住む、とある焼酎好きです。焼酎の感想・・・訪れた蔵元の情報などを掲載しています。

本ブログに掲載される画像・記事の権利は管理者に帰属します。無断での転載・引用等はお断りします。

また、焼酎に関する情報は個人で調査したもので、蔵元の公式情報ではないものもありますので、ご了承ください。

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